こまめにケアを頑張っていても、いつの間にか目立ってきてしまう毛穴…。
市販でもさまざまな種類の毛穴パックがありますが、いざ使ってみると思ったような効果を得られなかったり、逆に悪化してしまったり…ということ意見も少なくありません。
実はそれ、毛穴パックの使い方が間違っているせいかもしれません!
毛穴パックは正しい使い方やデメリットについてしっかり理解していないと、肌トラブルの原因にもなってしまいます。
今回は毛穴パックのデメリットや正しい使い方、また毛穴パック以外のおすすめ毛穴ケアについて紹介します。
毛穴パックのデメリット
毛穴パックは使い方もとても簡単ですが、意外にもデメリットが多い方法です。
毛穴パックを使う前に、どんなデメリットがあるのかしっかり確認しておきましょう!
肌に負担がかかりすぎる
さまざまな種類の毛穴パックがありますが、気になる部分にシートパックなどを貼って剥がすタイプは粘着力が強いため注意が必要です。
剥がす時に肌がかなり強く引っ張られてしまうため、角栓や汚れを取るだけでなく周囲の肌を傷つけてしまう可能性があるのです。
肌に必要な油分や水分、角質も一緒に奪ってしまい、乾燥しやすくなり肌トラブルにつながることも。
毛穴パックをした後は、しっかり保湿ケアをするようにしてくださいね。
毛穴が開き汚れや菌が入る可能性がある
毛穴パックで詰まっていた角栓を取り除くと、一時的に毛穴が開いた状態になります。
保湿ケアせず毛穴がしっかり閉じていないまま放置したり、汚れた手でさわったりすると、毛穴に菌が入ってしまうので気を付けなければなりません。
開いている毛穴はとてもデリケートなため、汚れや菌が入ると毛穴が炎症を起こしてしまうこともあり、肌荒れやニキビの原因にもつながります。
皮脂の分泌が増える
毛穴パックを繰り返し使うことで、皮脂の分泌量が逆に増えてしまうリスクがあります。
ポイント
毛穴パックにより必要以上に皮脂や水分を取られた肌が乾燥しやすくなってしまい、さらに皮脂を分泌しようとするためです。
毛穴汚れは毛穴パックで一時的にはキレイになっても、しばらくするとまた気になるようになりますよね。
すると、その角栓を取るためにまた毛穴パックをする、という繰り返しになり、結果的に毛穴が目立つようになってしまいます。
リスクを抑える毛穴パックの正しい使い方
毛穴パックによるデメリットを説明しましたが、正しい使い方をすることで肌トラブルやリスクを抑えられます。
ここでは毛穴パックの正しい使い方について確認していきましょう。
使用前に毛穴を開いておく
毛穴に詰まった汚れを取りやすくするために、毛穴パックを使う前にホットタオルなどで温めて毛穴を開いておきましょう。
角栓が柔らかくなって取れやすくなるうえ、肌も蒸気の温かさで血行が良くなり、保湿され乾燥しにくくなります。
ホットタオルの使い方
- 柔らかいタオルを熱めのお湯でしっかり濡らす
- 固く絞る
- 2分ほど顔を包み込むように蒸らす
(※タオルを水でしっかりと濡らしてから絞り、500Wの電子レンジで30秒~1分前後温めてもOK。少し熱いな、と感じる程度の温かさにしましょう!)
無理矢理剥がさない
貼って剥がすタイプの毛穴パックの場合、無理に剥がすと肌を傷める心配があります。
肌にしっかり密着しているので少し力を入れないと剥がれませんが、なるべくゆっくり剥がすようにしましょう。
基本的にはパックが乾燥してから剥がしますが、乾燥させすぎると剥がす時に痛みを感じることも。
霧吹きなどでパックを少し湿らせて剥がしやすくすると、肌への負担も軽減されます。
毛穴パック後はしっかり保湿する
毛穴パックをした後は保湿ケアを忘れないでください。
パック後の肌は、一時的に乾燥しているだけでなく、汚れや角栓が取り除かれたことで毛穴が開いているためとても敏感な状態です。
キレイになった毛穴に菌や汚れが入らないように、また肌を乾燥トラブルから守るために、毛穴パック後は化粧水や美容液で潤いを、乳液などで油分をしっかり補うように心がけましょう。
頻繁に使い過ぎない
毛穴パックを短い期間で繰り返し使用すると、必要以上に皮脂や角質をとり過ぎてしまうため肌が乾燥しやすくなり、皮脂の分泌量が増えてしまいます。
また、粘着力の強い毛穴パックを剥がす行為自体が肌を傷めることにもつながるため、毛穴パックのやり過ぎは肌の状態を悪化させることにもなりかねません。
毛穴パック以外のおすすめ毛穴ケア
毛穴パックを使ってのケアは、肌への負担を考えると頻繁にはできず、正しく使用しないと肌トラブルを招く要因にもなりかねません。
そこで、普段のスキンケアで毛穴を目立たなくする方法について紹介します。
毛穴パックよりも肌に優しいのでおすすめですよ。
普段のスキンケアを丁寧におこなう
毛穴の詰まりは皮脂や汚れが酸化して黒く見えるものなので、普段からスキンケアを丁寧にすることで汚れを落とせます。
毛穴を目立たなくするためのスキンケアのポイントは以下のとおりです。
ポイント
- 適度な洗浄力でメイクを落とす
- キメ細かい泡で丁寧に洗顔をする
- しっかりと保湿をする
クレンジングから洗顔の手順は以下を参考にしてください。
- 蒸しタオルを使って汚れを落としやすくする
- 肌をマッサージするように優しくクレンジングする
- 洗顔料をしっかり泡立て、キメ細かい泡で肌をなでるように洗う
- 洗顔料や汚れが肌に残らないようしっかりすすぐ
- 化粧水・乳液で水分と油分をしっかり補給する
クレンジング前に蒸しタオルを使って汚れを落としやすくすることで、洗浄力の強すぎるクレンジング剤を使わず毛穴の奥まで汚れを簡単に落とせるようになります。
クレンジングの際は、特に毛穴の目立つ小鼻まわりなどは指の腹をつかってクルクルとなでてしっかり落としましょう!
洗顔では、洗顔料をしっかり泡立ててキメ細かい泡で肌をなでるように洗います。
洗顔後のスキンケアでは「収れん化粧水」を使うと、汚れの落ちた毛穴がキュッとしまるのでおすすめです。
毎日のスキンケアを丁寧にするだけで毛穴が目立ちにくくなるので、毛穴パックをする頻度も自然と減っていきます。
シートマスクを使用する
毛穴パックは肌への負担が大きいので、毛穴のスペシャルケアとしてシートマスクを使用するのも1つです。
ポイント
角栓が詰まっているタイプの毛穴には、古い角質や皮脂、汚れを溶かしたり吸着したりしてくれるシートマスクがおすすめ。
パックで汚れを浮かして美容成分を浸透させた後、そのまま肌を拭き取ることで浮き上がった角質などを一掃でき、毛穴の詰まりがスッキリ&潤い効果でキュッと引き締まります。
ピーリング効果のあるシートマスクも良いでしょう。
ポイント
乾燥による肌のたるみから開いてしまっている毛穴には、コラーゲンやヒアルロン酸、セラミドなどが入った保湿効果の高いシートマスクがおすすめ。
肌が潤うことでハリが出てふっくらし、毛穴が引き締まるので目立ちにくくなりますよ。
シートマスクを使うタイミングは、お風呂上りがベストです。
皮脂や汚れがしっかりと落ちた状態の毛穴に、美容成分や保湿成分をたっぷり吸収させられるので効果的に毛穴を引き締められます。
美容医療で毛穴にアプローチする
ここまで、毛穴パックや日々のスキンケアでの毛穴ケアについて紹介してきました。
しかし重症化した毛穴の黒ずみや汚れは、セルフケアでの改善はなかなか難しいというのが現実です。
美容医療による毛穴ケアについて、治療内容やメリット・デメリットなどについて見てみましょう。
治療内容 | メリット | デメリット | おすすめな人 | |
レーザー 治療 |
肌にレーザーを照射し、 肌の奥深くの細胞を刺激することで 肌の生まれ変わりを促進する |
・ダウンタイムが短い ・毛穴だけでなく、シミや シワ、たるみに効果的 ・施術翌日からメイク可能 |
・費用が高い ・複数回の治療(通院)が必要な場合がある ・火傷のリスクがある |
・短時間での効果を期待する人 ・ダウンタイム(約1週間)が確保できる人 |
光治療 | 複数の波長の光を肌に照射し、 毛穴の開きを引き締める |
・ダウンタイムがない ・痛みはほぼ無い ・毛穴以外にシミや 赤ら顔にも効果的 |
・一度では効果を感じにくい ・肝斑を悪化させる 可能性がある ・複数回の治療(通院)が 必要な場合がある |
・ダウンタイムが確保できない人 ・痛みが苦手な人 |
ピーリング | 薬剤を肌に塗布し、古い角質などの老廃物、 皮膚の表皮を取り除いて肌を活性化させる |
・毛穴以外にニキビ跡や くすみにも効果的 ・ダウンタイムがほぼ無い |
・施術跡にかさぶたが出来る 可能性がある ・肌が乾燥しやすくなる |
・施術直後から効果を実感したい人 ・痛みが苦手な人 |
ダーマペン | 極細の針で肌に小さな穴を開け、 皮膚の治癒能力を高め、 毛穴を引き締める |
・美容成分を肌の奥深くまで 届けられる ・ニキビ跡やシミ、色素沈着 にも効果がある ・肌にハリが出る |
・多少の痛みがある ・効果が出るまでに 時間を要する ・数回施術を受ける必要がある ・金属アレルギーの人は 受けられない |
・ダウンタイム(約1週間)が確保できる人・毛穴の開きやニキビ跡に悩む人 |
ダウンタイムの日数などもさまざまなので、自分のライフスタイルや肌の状態に合わせて選ぶといいですね。
毛穴治療の実績が豊富なクリニックはTCB 東京中央美容外科と湘南美容クリニックです。
どちらも低価格で美肌を目指せますよ。
毛穴ケアは毛穴パック以外の方法がおすすめ
今回は毛穴パックのデメリットや正しい使い方、また毛穴パック以外の方法についてご紹介しました。
毛穴パックはホームケアとして簡単でとても便利ですが、使い方を間違えると肌に大きな負担となること、また頻繁に使えるものではない、ということを覚えておきたいですね。
また日々のスキンケアで毛穴を目立たせにくくすることも可能なので、毎日丁寧にケアすることが大切です。
そしてホームケアで限界を感じたら、美容治療などプロの力も積極的に取り入れて、理想的な肌を手に入れましょう!